Brad LincolnとTravis Sniderのトレード成立に関してメモ。
Sniderは2006年のドラフトでは高校生最高の打者と言われ、2008年には若干20歳でメジャーデビュー。
以降はマイナーでは好成績を残すものの、メジャーには定着できていない。
それにSniderは2016年まで契約下における。調停権は2013年シーズン終了後。
伸び悩みの元トッププロスペクトではあるが、彼はまだ24歳。
Pedro Alvarezより1歳若く、Starling Marteより8ヵ月年上なだけだ。
●Pedro Alvarez, Feb 6, 1987
●Travis Snider , Feb 2, 1988
●Starling Marte, Oct 9, 1988
Mike TroutやBryce Harper、Justin Uptonのような才能と比べるのは間違いだが、Sniderが20歳でメジャーに上がって実力を見せていたのは事実。他のクラブで言えば、RangersのMike Oltと同い年。
一般的にはMarteのように今の年齢でメジャーに上がってくる事を考えればSniderはまだ期待は持てる。
少なくともパワーポテンシャルはあるし、左打者に有利なPNCパークも良い条件になるだろう。
これによってGarret JonesとCasey McGeheeで1Bのプラトーンに。
JonesはRHPに対してOPS .823、LHPにはOPS .680
McGeheeはLHPに対してOPS .807、RHPにはOPS .619。
そしてAlex Presleyを4人目の外野手としてベンチに置くことができる。
今年の数字はスタメンで使われるべきではないが、控えとして見れば充分。
そしてBrad Lincoln。
彼はブルペンで素晴らしいピッチングを見せており、「いずれはクローザ―に」とも声もでてきていた。
しかし、ファストボールとカーブの質は良いものの、サードピッチに欠ける上、このまま来年以降も同じ活躍ができるか分からないのは事実。
Lincolnのバリューがあるうちにポテンシャルのある若い打者が獲れたことは評価できるだろう。
マイナーにはBryan MorrisやEvan Meekも控えている。
特にMorrisは95マイルのファストボールにカッターとスライダーの評価も高いプロスペクト。
さすがにここまでのLincoln並みの数字と貢献度は難しいだろうが、Jared Hughes-Jason Grilli-Joel Hanrahanにつなぐためのオプションとしては充分なはず。
答えが出るのはまだ先だが、Marte、Cutch、Sniderが順調に成長した外野陣は見もの。
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