2012/10/09

AFL Prospects 2012


いよいよArizona Fall Leagueが開幕。
Piratesからは7人のプレイヤーが派遣され、Scottsdale Scorpionsでプレーする。



- PITCHERS
Victor Black, RHP
最速99MPHのファストボールとハードスライダーで三振を奪うクローザー候補。
今季はDouble-Aで60IP投げERA1.65、14.9/K9、4.4/BB9。
被打率も良好だが、コントロールに磨きをかけたい。
ルール5ドラフト対象なのでオフに40-manに入るのは確実。


Brandon Cumpton, RHP
過去3年それなりに成績を残してきた右腕。
今季はDouble-Aで27試合に先発し、152.1IPでERA3.84、88K/46BB。
内角攻めを恐れず89-93MPHのファストボールを投げるが、カーブとチェンジアップは不安定。
グラウンドボールピッチャーではあるが、三振を奪えないので上のレベルで先発としてやっていけるか疑問が残る。短いイニングでは95MPHを計時するので、将来はブルペンとの見方が強い。
今回のAFLから来季にかけては、彼のキャリアにおいて重要な時期になりそう。


Kyle Kaminska, RHP
Gorkys Hernandez+draft pick/Gaby Sanchezのトレードで獲得。
球威は無いが、90MPHのファストボールとスライダー、チェンジアップの制球が持ち味。
Miamiのマイナーではブルペンで苦しんでいたようだが、移籍後はHigh-AとDouble-Aで7試合に先発。28IPで22K/2BBと良い数字を残した。
Blackと同じくルール5対象なのでAFLで評価を上げたい所。


Tyler Waldron, RHP
90MPH前半のファストボールは動きに欠け、変化球も効果的ではない。
今季は2階級合わせて141.2IPでERA4.89、88K/40BB。
空振りを奪えず長打を浴びやすいのが難点で、Cumptonと同様リリーフでは95MPHを投げるのは魅力。
来季もDouble-Aのローテに入るだろうが、プロスペクトとして正念場。

- INFIELDERS
Matt Curry, 1B
好調な滑り出しだったが、ハムストリングの故障に苦しんだ。
Double-Aでは401打数で.287/.354/.479、11HR。
打撃のプロスペクトでポテンシャルはあるが、今の所1Bのレギュラーとしての打力には不十分。SeattleのMike Carpと比べられる。
本人は今年のAFL参加を目標としていたらしい。来年Triple-Aでシーズンを迎えるであろう彼には良い経験になるはず。


Gift Ngoepe, SS/2B
成長著しい南アフリカ出身のプロスペクトは傘下最高の内野守備と優れたスピードを持つ。
打席での我慢強さや逆方向への打撃が課題だが、彼の球歴を考えるとプレーの粗さは仕方ないか。
ただ経験を積むにつれ、着実に成長しているのは間違いない。
オフのルール5対象。名前の発音は「ェンゴーペイ」。


- OUTFIELDER
Adalberto Santos, RF/LF/2B
過去2度他球団からドラフトされるも断念し、2010年Piratesから指名のアスリート。
今季はヒザのケガで2ヵ月ほど欠場もDouble-Aで.340/.425/.433と安定した打力を披露。
チームは彼の身体能力を気に入っており、去年はセカンドもやらせていた。
プロ3年目ながら25歳。プロスペクトを呼ぶ年齢としては微妙だが、今回のAFL派遣は期待されている証拠。
もう少し長打が打てるようになれば、Ryan Raburnのようなユーティリティーとしてメジャー昇格のチャンスもある。

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