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2013/10/07

NLDS Game 3

CARDINALS 3-5 BUCS


                         Source: FanGraphs

ポストシーズン、いや、ベースボールは何が起こるか分からない。
改めてそれを感じたゲームだった。

決勝打を放ったPedro Alvarezは今シーズン左投手に対して.180/.252/.286、AVGやK%はワースト。
左打者を.118/.241/.147と抑え込んでいるKevin Siegrist有利な状況は明らかだったが、見事95MPHのファストボールをライトに弾き返した。

ESPN Stats&Infoによると、Pedroは今シーズン左投手が投げる95MPH以上の速球を経験した打席で0-for-10。
最後にヒットを記録したのは昨年7月16日(vs. Rex Brothers, 98MPH, HR)までさかのぼるらしい。

コーナーいっぱい、と言うところだろうか。Justin Morneauに代走を送ったClint Hurdleの判断も見事。


このシリーズ同じ4RBIを挙げているRussell Martinと並んでNLDS MVP候補だろう。
もちろん3試合で5安打(..500/.615/.600)の”2013 MVP”Andrew McCutchenやMarlon Byrdも忘れてはいけない。

今シーズンRISPで一番打っていたCardsはこのシリーズ3試合で3-for-20。一方のPiratesは6-for-18。



先発Francisco Lirianoは順調立ち上がりを見せたが、回を追うごとにコマンドの悪さが目立った。
特に今日はボールがダートに集まっていたこともあり、スライダー多投の方針が狂っただろう。
5回には誤審付きのダブルスチールの直後、Carlos Beltranに打たれ2失点。

シフトを敷いた時のDRSが3位のPiratesだが、あの場面はデータ通りにいかなかった。
Russell Martinはインローにツーシームを要求したが、真ん中低めに投げてしまったLirianoのミス。

Beltranには8回にもやられた。Mark MelanconがHRを浴び3-3の同点に。
MelanconがHRを打たれたのは4月14日以来のこと。真ん中に投げてしまったこともあるが、それ以上にBeltranが凄すぎた。


1992年以来のNLCS、1979年NLCS以来のポストシーズンシリーズ勝ち越しまであと1勝。
幸運なことに明日もホームで#blackout。決めるしかないでしょう。

NOTES
・観客数40,489人はワイルドカードゲームの40,487人を2人上回る新記録。

・Justin Morneauのトレードが完了。後日指名選手だったDuke Welkerが予定通りTwinsへ移籍。

・今日の始球式は前オーナーのKevin McClatchyが務めた(PNCパーク最初の試合でも投げている)。昨年「カミングアウト」した事で話題になったが、多くのファンから拍手で迎えられていた。明日はAndy Van Slykeが投げる予定。当初はBarry Bondsに投げさせるプランだったらしい。

・Game 5までもつれた場合の先発投手は今日の時点でも未定。

2013/10/05

NLDS Game 2: Cole Does It All

BUCS 7-1 CARDINALS


                         Source: FanGraphs

オフェンスの機能も嬉しいが、今日はGerrit Coleの日だろう。

6IPを投げてCards打線をわずか2安打。失点はYadier MolinaのHRによる1点のみ。
A.J. Burnettで1戦目を落とした直後、このプレッシャーのかかるゲームでこれだけのピッチングができるのだから大したものだ。
6回にはギアを上げ100MPHを4球計測。
Beltranはフロントドアのツーシームでフリーズ。Hollidayを力でねじ伏せた86球目は見事だった。

バッテリーを組んだRussell Martinのフレーミングにも特筆すべき点だろう。

Eliasによると、Piratesのルーキースターターはポストシーズンでまだ負けなし。
(1909 World Series:Babe Adams 3 wins、1975 NLCS: John Candelaria、1992 NLCS: Tim Wakefield 2 wins、2013 NLDS: Gerrit Cole 1 win)


Coleは2回表の打席で先制のシングルを放ち、バットでも好調を維持。
ポストシーズンデビューでRBIを記録したPiratesのピッチャーは1925年ワールドシリーズのRay Krermer以来のこと。


野手陣も3回にPedro #DayDro Alvarezが1974年のWillie Stargell以来のプレーオフ2試合連続HR。5回にはJustin MorneauとMarlon Byrdのback-to-backダブルで追加点を取りLance Lynnを完全にKO。

8回の#MartePartay、打つ気配がない中であっさりと打ってしまうのがいかにも彼らしい。
正直Jose Tabataのバットにも期待したいのだが、Marteの右手の回復が順調ならそれに越したことはない。


ポストシーズンでの1試合7得点はフランチャイズ史上14例目。


最後はJason Grilliが1IPを1H、3SOで締めてゲームセット。
ブッシュスタジアムの影響かはともかく、95MPHも出していたのは良い傾向だ。


最初の2戦を1勝1敗は最低条件だったので大きな勝ちとなった。
明後日からの2試合で連勝すればホームでNLCSを決めることができる。

2013/10/04

NLDS Game 1: Trouble With the Curve

BUCS 1-9 CARDINALS


                         Source: FanGraphs

ひとつ言えるのはこれはただの1敗。
スタートダッシュにつまづいたとは言え、今年のPiratesはこの程度で終わるようなチームではない。


A.J. Burnettとブッシュスタジアムとの相性の悪さはプレーオフでも止められなかった。
立ち上がりからコマンド、スタッフ共に明らかに悪く、72球投げストライクは僅か38球という有様。
1-2回に点を取られなかったのが不思議なくらいだった。
レギュラーシーズンとプレーオフ合わせて奪三振ゼロのゲームは15年のキャリアで6試合目。

Eliasによると、ポストシーズンで1イニング7失点以上は史上7人目。そのイニングで1アウトも取れなかったのは1992年NLCS第6戦(Braves vs. Pirates!)のTom Gravineに次いで2人目となる。

何よりClint Hurdleが交代を渋りすぎた。立ち直るのを期待していたのだろうが、いくらエース格でも今日のような出来では話は別。特にポストシーズンともなれば早めにスウィッチする作戦をとっておくべきだった。



一方、Cards先発のAdam Wainwrightはカーブを苦手とするPirates打線をドミネイト。
33球投げたカーブのうち空振りは11球(33.3 Whiff%)。インプレーの打球は5球のみ。
Pedro AlvarezのHRで1点を返し、シャットアウト負けを免れるのが精一杯だった。
Pirates打線が・・・と言うよりはWainwrightが良すぎたと言っていいだろう。


簡単に先手を取れるほど甘くはなかったが、これでシリーズの行方が決まったわけではない。
Cardinalsとは4月26日には同じ9-1のスコアで負けたが、その後2連勝でシリーズ勝ち越しを決めている。

MUST WINの明日のゲームには先月チームベストスターターのGerrit Coleがマウンドに立つ。

2013/10/02

NL Wild Card Game

REDS 2-6 BUCS


                         Source: FanGraphs

今日は1903年の史上初のワールドシリーズからちょうど110年。
1992年10月13日以来のポストシーズンの勝利を記録し、NLDSへの進出が決まった。
アルゲイニー川に飛び込むファンまで現れたのだからえらい騒ぎである。


画面越しに伝わる雰囲気ですら凄かった。
観客数40,487人はPNCパークの新記録。選手がTwitter上で呼びかけた#PNCBlackoutにファンが応え、PNCパークは真っ黒。

Zack CozartとBrandon Phillipsのミスもあったが、特にこの試合で目立ったのは2回のRussell Martinの打席。
スタジアムが一体となって”Cuee---to”チャントでJohnny Cuetoを煽っている最中にCuetoがボールを落とし、直後のボールをMartinがレフトスタンドにぶち込んだ。

Cueto自身は動揺したわけではない、と振り返っているが真意はともかく最高のタイミングで落球したのは間違いない。

Martinは7回にもHRを放ち今日3-for-4、2RBIの活躍。
プレーオフで1試合2HRを記録したキャッチャーは史上8人目。異なる3チームでHRをポストシーズンで放ったキャッチャーとなると史上初めてのことになる。

Marlon Byrdの先制HRを合わせるとこのゲーム3HR。
ポストシーズン1試合3HRはフランチャイズ史上では1960年のワールドシリーズ第7戦以来。


「短期決戦は何が起こる分からない」とはよく言われるが、vs. Pirates 2.37ERA、at PNCパーク 1.90ERAと相性が良くないCuetoを3.1IP、4R(3ER)でノックアウト。

4回にシーズンvs.LHP 1XBH(94PA)のNeil WalkerがSean MarshallからあわやHRのRBIダブルを打ったのは驚いた。

このゲームはFrancisco Lirianoの出来次第だったのだが、当然のようにReds打線をdominate。
副鼻腔炎の影響で体調を崩している人間とは思えないピッチングだった。
特にポイントとなる左打者のShin-Soo Choo、Joey Votto、Jay Bruce相手には1-for-8、4SO、1HBPとほぼ完璧な内容。スライダーの割合(50%)は今年一番で、空振り13個のうち9個が左打者から奪ったもの。
Martinも言っていたが、あれだけファストボールと同じ腕の振りで変化球を投げられるとそうそう打てるものではない。


CardinalsとのNLDSは日本時間10月4日にスタート。
アウェイで始まるこのシリーズだが、PiratesがPNCパークに戻ってくる第3戦が今からとても楽しみだ。

NOTES
・NLDS第1戦はA.J. Burnettが先発。CardinalsはAdam Wainwright-Lance Lynnを1-2戦にぶつけてくる予定。

・Mat Latosの妻がPiratesファンから殴られていたらしい。(link)

・Gerrit Coleが9月のRookie of the Monthを受賞。

・Baseball AmericaがFAのJose Abreuとサインする可能性のある5チームの1つにPiratesを挙げている。

2013/09/30

Game 162: Buccos Sweep Reds to Finish 2013 Season

BUCS 4-2 REDS


                         Source: FanGraphs

消化試合になってしまったが、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾りRedsをスウィープ。
良い形でワンゲームプレーオフを迎えることになった。
2013年シーズンは94勝68敗。これはメジャーで5番目に良い数字。


Brandon Cumptonは8月28日にAAAで投げて以来の先発マウンド。
先週ロングリリーフでRedsを0R/3IPに抑えたCumptonだが、今日も5IP 0Rと好投。
今シーズンは30.2IP投げ、2.05ERA、5BB、22SOと来年に向けてかなり期待の持てる成績を残した。

レギュラー選手がPedro Alvarezだけというオフェンスは4得点ながら10安打。
AlvarezはPaul Goldschmidtと並びリーグトップの36HRでシーズンを終えた。
OBPが.300を切ったHRリーダーは1982年のDave Kingman以来。Piratesの選手としては1973年のWillie Stargel以来のHRキングとなった。

目立ったのは3-for-4のJordy Mercer。
最初の2打席でインサイドパーカーとトリプルを打ち、最終的にはダブルが出ればサイクルの活躍。
Piratesのショートが1試合でHRとトリプルを記録したのは、7なんと2008年5月31日のLuis Rivas(!)以来。

大不振のGarrett Jonesに一発が出たのはポストシーズンに向けて好材料か。
ただ、プレーオフのrosterにすら入らない可能性も否定できないし、これがPiratesとしてシーズン最後の打席となった可能性もある。


ワイルドカードゲームは日本時間10月2日午前9時から。
黒のジャージを着たファンで一杯になる#PNCBlackoutも楽しみだ。RedsよりはPirates、という方は是非、黒色の服を着て応援しましょう。

NOTES
・Jeff Lockeをプレーオフでも投げさせない方針が決まった。また、A.J. BurnettとCharlie Mortonもワイルドカードゲームではメンバー外になる見込み。roster締め切りは東部時間1日午前11時。

・ワイルドカードを勝ち抜くとNLDSはCardinalsとのマッチアップ。

・2014年のドラフト1巡目は全体27位に指名権がある。

2013/09/25

Game 158: "Today Was Business As Usual"

BUCS 8-2 CUBS


                         Source: FanGraphs

前日のシャンパンファイトの影響は無く2連勝。1992年以来のアウェイでの勝ち越しも決まった。

今月5先発目で初めて6安打以上を許したものの、要所を抑えたGerrit Cole。
特にノーアウトフルベースのピンチからJordy Mercerのエラーで1点を与えた後に2SOとライトフライで3つアウトを取った6回のピッチングは印象的。
エラーはつかなかったが、3回のMercerの捕球ミスが無ければ1失点で済んでいただろう。

今シーズンここまで19試合中14試合でクオリティスタートを記録(74QS%)。
3失点以上したのは8月29日のMarlins戦のみ(3ER)。デビューから19先発連続で4失点以下に抑えたのは1916年以降史上3番目タイ。
次回登板は29日のシーズン最終戦と見られている。

Piratesのルーキーによる二桁勝利と100SOは2002年のJosh Fogg以来初めて。23歳以下に限定すると1993年のSteve Cooke、一番若い年齢となると1978年のDon Robinsonまで遡る。
新人ピッチャーによるシーズン5+RBIに関してはフランチャイズ史上1999年のKris Bensonが記録したのが最後。

左投手を得意とする打線はChris Rusinを2.1IP 4Rでノックアウト。
先制打を放ったのはAVG vs.LHPメジャーワーストのPedro Alvarez。Pedroは5回にもダブルを打ち今日3RBI。あの一打でもうゲームは決まったようなものだった。


Michael WachaのとんでもないパフォーマンスがあったCardsの地区優勝のマジックナンバーは3。
残り4試合で2G差を逆転するチャンスはまだあるが、厳しい状況には変わりない。
一方RedsはMetsに敗れ、ワイルドカードゲーム本拠地開催はPiratesが一歩リード。

NOTES
・Jeff Lockeの次回先発が無いことをClint Hurdleが認めた。ポストシーズンのrosterにブルペンとして入る可能性もまだ残されているが、フィットするかは疑問。
中3日でFrancisco Lirianoを29日に持ってくることはなく、シーズン最終戦はColeの予定。
今の順位のままならワイルドカードゲームはReds戦、LirianoとMat Latosのマッチアップになる。

・Baseball AmericaのGCL TOP20にAustin Meadows(No.1)とReese McGuire(No.3)がランクイン。

LINKS
・昨日のシャンパンファイトの様子がYouTubeにアップされている。

・FanGraphs - How the Pirates Built a Playoff Team

2013/09/24

Game 157: Abso-BUCN-lutely!! Pirates are Buctober Bound

BUCS 2-1 CUBS


                         Source: FanGraphs


1992年以来のプレーオフ進出が決定。

初回に幸先良くNeil Walkerのここ5試合で4本目のHRで1点を先制。Cubbiesの酷い守備もあったが、2回のスクイズ失敗以降はランナーを出すもあと一本が出ず、Jeff Samardzijawを立ち直らせてしまった。

一方、Pirates先発のCharlie Mortonは7IPを僅か3H、無失点と文句のつけようがないピッチング。
シンカーの球速こそやや下がってきたが、ゴロアウト11、フライアウトはゼロと今日も#ElectricStuffは健在だった。

7回89球のMortonを降ろし、Clint Hurdleは8回にMark Melanconの起用を選択。
ヒットは仕方ないのだが、あのワイルドピッチ(Martinのブロックミスとも言えるが)は余計だった。失点につながったレフト前ヒットはベースから離れすぎたPedroのポジショニングミス。
3試合連続のblown saveとなってしまったが、BABIPに見放されていることもあり結果ほど悪くない。(Luis Valbuenaに打たれたポール際のファールはとてもラッキーだったが)
日程的にメカニクスやメンタル面の調整をしている暇はなく、とにかくゲームの中で調子を取り戻してくれることを願うのみだ。


Piratesを救ったのは守備固めで途中出場のStarling Marte。
右手のケガの影響で打席で期待できない状態が続いていたが、左手一本でレフトスタンドにぶち込んだ。Marteは7月にも同じKevin Greggから9回にHRを放っている。


最後は9-8-3-2のリレープレーで締めるというとんでもない形でゲームセット。
MarteとMortonが目立つのは当然だが、今日再三守備で良いプレーを見せたJustin Morneauにもスポットが当てられるべきだろう。


同じくポストシーズン行きが決まったCardinalsとRedsも勝ち、ゲーム差は変わらず。
ディビジョンチャンプの可能性に賭けるのは当然ですが、今晩くらいは細かいことは考えないでおきましょう。


2013/09/23

Game 156: DEADLOCKE

REDS 11-3 BUCS


                         Source: FanGraphs

先発Jeff Lockeは1回、5失点でノックアウト。
「最低限ゲームを作ることができれば」というところだったのだが、もはやそういう問題では無かった。
今日ロングリリーフのBrandon Cumptonが先発していたら~というのは結果論だし、この大一番をルーキーに任せるのはさすがにギャンブル。

ゲーム前にはGMのNeal HuntintonがプレーオフのローテーションをFrancisco Liriano、A.J. Burnett、Charlie Morton、Gerrit Coleの4人で行くことを示唆。
残り6試合。26日がオフなのでこの4人でローテーションを回すことができ、Lockeは今日がシーズン最後の先発になった可能性が高い。

仮に地区優勝を逃したとしてもワイルドカードゲームではLirianoがマウンドに上がることが予定されており、残り試合のスターターは以下のようになるだろう。

Probable Starters
vs. Cubbies
9/23 Morton
9/24 Cole
9/25 Liriano

9/26 off-day

vs. Cincy
9/27 Burnett
9/28 Morton
9/29 Cole

Wild Card Game
10/1 Liriano


酷い試合になってしまったが、レギュラーシーズンホーム最終戦が終了。
今日はシーズン23回目のsell out。総来場者数2,256,862人はPNCパーク開場の2001年以来だった。

最近10試合は4勝6敗。最低限ワンゲームプレーオフはほぼ決まったようなものだが、10月にホームに戻るため、逆転地区優勝するためには勢いを取り戻すことが必要だ。


NOTES
・BWAA Pittsburgh支部によるアワード投票の結果が発表。MVPは2年連続でAndrew McCutchen、ベストピッチャーにはLiriano、メディアへ対応が評価された選手に送られるChuck Tanner AwardにはNeil Walkerが選ばれている。

・GMのNeal HuntingtonはA.J. Burnettの去就について、現役続行なら全力で引きとめるとコメントしている。

・Clint Hurdleは今シーズン一番印象に残ったホームゲームに6月2日のReds戦を挙げた。

LINKS
・Beyond the Box Score - Gerrit Cole's spike in strikeouts

・Trib - Meet the man who built Pirates' analytics department

2013/09/22

Game 155: Lots of Strikeouts Tonight. Lots

REDS 2-4 BUCS


                         Source: FanGraphs


ゲーム前には去就の話も出ていたA.J. Burnettが先発。
2回にZack Cosartに2点目となるHRを打たれてからは別人のようなピッチングでReds打線を圧倒した。
Russell Martin曰く、43球カーブを投げ23球も空振りを奪った(40.35 Whiff%)ナックルカーブは今まで見た中でベスト。
スライダーのように曲がるあのボールを打つのは相当難しいだろう。
12SO/1Gは2009年8月27日以来のことで、6回には2008年以来3度目のシーズン200SOに到達。
Piratesのピッチャーが1シーズン200SOを達成したのは2004年のOliver Perez以来のこと。右投手では1891年のMarcus Baldwin(197SO)を抜きフランチャイズ史上初の快挙となった。

前回登板では*観客動員に言及して物議を醸したが、今日は39,415人を唸らせるピッチングとなった。
(*16日の有料観客数は20,633人。月曜日の、しかもPadres戦でこれは入っていたほう。Burnett自身も本気ではなかっただろうが、プレイヤーがこの手の発言をするのはデリケートすぎた。)


オフェンスは2回にJoey Vottoのエラーで出したランナーを置いて、Martinが同点のHR。6回にはHomer Baileyの牽制悪送球でAndrew McCutchenが3塁に進塁。Justin Morneauが歩きMarlon Byrdのsac flyで勝ち越し。続くPedro AlvarezはLOOGYで出てきたZach Dukeのボールをレフト前に持っていきリードを広げた。

あとはリードを守るだけだったが、ベンチは大事な8回にBryan Morrisを選択。Morris自体悪いピッチャーではないのだが、今のブルペンでは信頼できる存在ではない。Tony WatsonとJustin Wilsonが控える中でMorrisにあの場面を任せるのは酷だった。
1アウトは取った後、案の定Brandon Phillipsを歩かせ、Wilsonにスウィッチ。

疲労もあり、このシリーズに向けて登板を制限されていたWilsonだったが、見事にVottoを97MPHのファストボールでダブルプレーに打ち取った。

最後は今日からクローザーに戻ったJason Grilliが2ヵ月ぶりのセーブを決めてゲームセット。


明日はレギュラーシーズン最後のホームゲーム。
最悪ワイルドカードゲームをホームで迎えるためには必ず勝っておきたい。2.0G差で追う首位Cardinalsを逆転する可能性もまだ残されている。

2013/09/20

Game 153: Cole Train Will Bring You Buctober

PADRES 1-10 BUCS


                         Source: FanGraphs

3日間の鬱憤を晴らすかのようなゲームだった。

ここ3試合で11安打4得点だった打線は今日だけで14安打10得点。
5回に久々の#DayDroとJose Tabataの2-RBI ダブル、Neil WalkerのHRで5点を取って勝ち越し。Walkerは7回にもヒットを放ち今日はキャリア6度目の4-hit game。

勿論このゲームの主役はGerrit Cole。
1回と3回に球数がかさんだ影響もあり6IP、97球で降板したが、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた。
12SO/1G(!!)はPiratesのルーキーでは1983年8月20日にJose DeLeonが13SOを記録して以来の数。

9月はここまで4先発、26.0IP投げて1.38ERA、メジャートップタイの33SOを奪っている。
今月の32.7K%はCliff LeeとMax Scherzerに次いでメジャー3位。
メジャーデビューからしばらく三振を取っていない点を指摘されてきたが、夏場に入ってから一気に成長してきた。
デビューから18試合連続で5IP以上投げ3BB以下は1916年以降で3人目。
与四球数と違って不安定だったロケーションも向上してきている。


Cole自身は「スライダーを投げ過ぎないようにした」ことが一番の違いと語っており、割合を増やしたカーブ(スラーブ)ではかなりの空振りを奪っている。
更に9月に入ってからはスライダーとスラーブの球速に変化をつけるようにも取り組んできたらしい。
Triple-Aからバッテリーを組んでいたTony Sanchez曰く、ColeのオフスピードピッチはAAA時代より良くなっているとのこと。

そのSanchezが8回に魅せたダグアウトに飛びこむキャッチは圧巻だった。
John Buckには悪いが、プレーオフの控え捕手はSanchezでいくべきだろう。

WL%GB
St. Louis8964.582-
Pittsburgh8865.5751.0
Cincinnati8766.5692.0
Milwaukee6884.44720.5
Chi Cubs6489.41825.0

首位CardinalsはRockiesに敗れゲーム差は1のまま。気付けばシーズンは残り9試合。
明日からはディビジョンとワイルドカードの行方を左右するRedsとの3連戦が始まる。


NOTES
・Clint Hurdleによると、順位に関係なくFrancisco Lirianoをポストシーズン最初の試合で先発させる見込み。(10/1 - ワイルドカードゲーム。10/3 - NLDS schedule)

・Starling Marteは夫人の出産に立ち会うために1日チームを離れた。

LINK: Baseball Prospectus - Pebble Hunting: Attacking Andrew McCutchen