2013/12/03

Bucs Acquire Chris Stewart from Yankees

PiratesはYankeesからトレードでChris Stewartを獲得。
見返りはPTBNL(後日指名選手)。Stewartの枠を飽けるためにMichael McKenryがDFAされた。

Yankeesからnon-tender濃厚だったStewartの来シーズンの年俸は$1M。同じく調停権を持っていたMcKenry($900K)と金銭面で大きな違いはない。McKenryが好守共に厳しいシーズンを送ったことや、シーズン後半にヒザを手術した影響もあっての動きと見ていいだろう。

Stewartは340PAで.211/.293/.272と打つ方では全く期待できないが、素晴らしいピッチフレーマーとして知られている。
投球のブロック能力を示すRPP(Passed Pitch Runs)は2.7と平均以上。Yankees投手陣との相性もあったのだろうが、メジャーワースト2位のパスボール12はやや懸念される点か。
なかでも送球能力はエリートレベルと評され、Stewartを現役トップに挙げるスカウトもいるらしい。


これで来シーズンRussell Martinのバックアップを務めるのはStewartでほぼ決まり。
FangraphsのJeff Sullivanの言葉を借りれば、Piratesはピッチフレーミング能力で球界ベストのチームとなる。
McKenry、Carlos PaulinoNevin Ashleyよりしっかりしたバックアップ捕手が必要だったので人材、経験的に申し分なし。
2015年以降の正捕手候補であるTony Sanchezにはoptionが残っており、Martinの控えとしてベンチを温めるよりはTriple-Aで出場機会を得るほうがベターと見ることができる。また、MartinとStewartのどちからがケガで離脱した場合は優秀な穴埋めとしても起用できる。


”The Fort”のニックネームで親しまれたMcKenryはおそらくこのままチームを去ることになる。まだoptionが残っているとはいえ、40-man rosterに4人もキャッチャーを置くことが難しいことや不振とケガもあり状況は厳しかった。
Rockies傘下時代からの恩師Clint Hurdleに声をかけられ、2011年6月にPiratesに加入。
あの#JerryMealsSaysItsSafeが起きた時にマスクを被っていたのがMcKenry。メジャー初HR今年4月のReds戦でのHRなどの劇的な一打にはとても興奮させられた。
2013年は左ヒザの半月板損傷で後半戦を棒に振ったが、ROOT Sportsの臨時コメンテーターとしてもチームを支えた。

0 件のコメント:

コメントを投稿