2012/08/02

2012 Trade Deadline Review

Wandy Rodriguez獲得に始まった今夏のPiratesのトレード。
Travis Snider - Brad Lincolnのトレード後の動きに注目が集まっていた7月31日、Lincolnの代わりに左のリリーバーを獲るか、とも言われていたが別の動きをしてきた。


まずはGorkys Hernandez+Competitive-balance pick ⇔ Gaby Sanchez+Kyle Kaminska

Gaby SanchezはしばらくGarrett Jonesとのプラトーンで1Bを任せられる予定だが、完全に
併用されるわけではなく、ベンチのデプスとしての意味合いもあるらしい。
パワーバットとして期待できるかは疑問だが、Sniderと同様にまだ伸びる余地があるとの判断か。

Gorksはディフェンス面で素晴らしいプレーを見せていたが、所詮終盤の守備固め。
メインがドラフトピック譲渡となったのは惜しい。それだけにSanchezには結果を残してもらわないといけない。


このトレードで押し出される形になったのは293打席で.230/.297/.377と厳しい数字だったCasey McGehee。Chad Quallsとのトレードで3Bが欲しいYankeesへ移籍となった。

守備でチームを救ったり、キャラクター的にも良かったのだが、やはりバットで結果を残せないと厳しかったようだ。
かなりチームに馴染んでおり本人も寂しがっていたようだが、ブロンクスで頑張ってほしい。

一方交換相手のQuallsはPhilliesをDFAされた後、New Yorkでは8試合でERA6.14。

Piratesは彼にベテランリリーバーとしての経験を期待している。
プレーオフに向けて経験豊富なベテランを加えることは良いアイデアであるのは確か(それがQuallsが適任かはともかく)。

今回のトレードの中で一番首をひねりたくなるトレードには違いないが、もう少し良いマシなリリーバーに手を出せた可能性もあっただろう。


これらの動きを受けてラッキーボーイ的な活躍でファンにも強い人気があったDrew SuttonがDFA。
Alex PresleyとJose Tabataの不調もあったが、彼に外野の一角を任せる状況は厳しかった。


Shane VictorinoやHunter Penceなどの噂も出ていたが、結果的にトッププロスペクトを出すことなく動いてきたPirates。
ビッグネームを獲得せず、来シーズン以降も見据えての補強となった。


Wandy絡みのトレードによるプロスペクト放出もRobbie Grossman、Rudy Owens、Colton Cainで済み大きな出血はない。

何よりペナントレースに食らいつく鍵は投手陣の踏ん張り。
そういう意味ではWandyに期待したい。

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