2013/06/12

Game 64: It's Gerrit Cole Time, Everybody!!!

GIANTS 2-8 BUCS


                         Source: FanGraphs

ついにこの日がやって来た。
2011年ドラフト全体1位のGerrit Coleがメジャーデビュー。


「マイナーで圧倒してない」「まだ昇格が早い」などの異論もあったが、その実力を証明できただろう。

 6.1IP 7H 2R 2ER 0BB 1HBP 2SO, 10GO 6FO, pitches-strikes 81-59

2奪三振だが、空振り9回、ファールは7度、見逃しのストライクは18。
スリーボールはになったのはたったの1回。
途中13人連続でGiants打線を打ち取っていたのは圧巻だった。



ファーストピッチは96MPH。
81球中65球のファストボールの平均球速は約97MPH。最速は100MPH。(Source: BrooksBaseball)











先日マイナーで登板した際には88球目に99MPHを計時したように馬力も持ち合わせており、今日最後の81球目には98MPHを叩き出した。ファストボールの空振り率は21%。

Russell Martinは「説明するのが難しい。手元で伸びるし力強い。今まで受けた速球で一番なのは間違いない。」と振り返っている。



Pitch f/xではスライダーとなっているが、Martinによると”カーブ”らしい。
時に90MPHに達するスライダーはColeのアウトピッチとして知られているが、今年は制限している。
今シーズン、カーブの向上に取り組んできた結果、より信頼できる球種になっているらしい。


期待度ほど三振を奪えていないことに関してはPiratesの方針も関係しているだろう。
Cole自身も三振を取ることより、少ない球数で打ち取ることを重視していると語っている。
あとはファストボールと変化球の球速差が大きくないことも挙げられる。

今シーズンAAAで12試合で2.91ERA、.190AVG、1.06WHIP。今日の試合まで19イニング連続無失点。
”dominate”はできていないかもしれないが、抑えるスタッフと力は間違いなくある。



凄いのは打っても先制の2点打。
マイナー通算で0-for-6。UCLA時代やスプリングトレーニングの実戦でも打席に立っていない。
Piratesの投手がデビュー戦で2RBIを記録したのは1939年9月14日以来

2+RBIで初登板を勝利で飾ったのは1920年以降4人目。
1934 George Caster、1937 Jim Turner2001 Jason Jennings


それにしても今日のPNCパークの雰囲気の良さは画面越しでも伝わってきたのだから相当なものだったのだろう。
Coleがツーストライクを取るたびに聞こえる大歓声は見ていて本当に気持ちがいいものだった。

NOTES
Piratesのルーキーがデビュー戦で前年のワールドチャンピオン相手に勝ち星を挙げたのは1982年9月4日Lee Tunnell以来。

・デビュー戦、6+IPで0BBは1900年以降球団史上3人目。(9/6/1901 George Merritt、10/1/1944 Len Gilmore

Gerrit Coleの彼女はGiantsのBrandon Crawfordの妹。

・Wandy RodriguezのDL入りに伴い、Charlie Mortonが木曜日に先発することが正式決定。
球速は97MPHまで戻っている。#ElectricStuffの復活は非常に楽しみだ。

・今日からPNCパークのセキュリティ強化の目的で金属探知機での検査が導入されたのだが、これに時間がかかり長蛇の列が出来た。こんな日に限っての出来事で、球団社長のFrank Coonellyは謝罪している。

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